千葉県長柄町で名産となるクラフトビールをつくりたい!

『ながら木こりんブルワリー』は、長柄町の「木こり」がつくるビールというのが名前の由来です。

「千葉県の観光地へ向かう皆様が通り過ぎる町」田んぼと里山しかない長柄町移住定住コーディネーター中心に、丸太で家をセルフビルドしていたメンバーが「里山で放置された植林杉」問題解決と町おこしをしたいという想いから立ち上げたクラフトビール醸造所です。

林業と町の活性化のために「杉を活かして町の名産となるクラフトビールをつくる」ことを目指しています。

エピソード0冒険のはじまりはこちら>>

台風被害をもたらす杉、どうする?
→”木こり流”解決案は「セルフビルド」と「ビール」!?

2019年千葉は、台風の2連続直撃で大きな被害を受けました。
風によって、たくさんの杉が根ごとバタバタ倒され…。

台風で倒された杉は、復興の大きな妨げになります。
道側に倒れると電線を切り、停電を呼び起こします。

杉は重く動かすのが困難で、重機かチェーンソーで細かく切って人力で移動させるしかないのです。

戦後の拡大造林施策により、人の手で植えられた杉が、今は厄介者…。
杉に罪はないのに、なんとも不遇な話です。

厄介者となっている杉を、ただ燃やすだけではもったいない!

伐採やセルフビルドの楽しさをスポーツ感覚で味わい、切った木のうち建材にできるものをログハウスに使えば、数十年もの間活用できる!
…というわけで、長柄町での活動拠点となる家をセルフビルドする事に!
家なんて自分で建てられないと言う概念を払拭する為に、女性中心でセルフビルドしました。

様々な役場や企業や団体から協賛、協力を頂きながら4年がかりでやっと完成しました。

くらし情報メディア「ヨムーノ」のインフルエンサー4人がセルフビルドするプロジェクト「ヨムーノDIY女子部が森でゼロから家づくり」こちら>

セルフビルドの工程を解説する連載「ビルドクエスト」こちら>

そして、そんな私たちが、今度は「杉を使ったビール」に挑戦します!

なぜ木こりがビールを!?「ながら木こりんビール」誕生秘話

私たちの醸造所の名前は、「ながら木こりんブルワリー」と名付けました。
文字通り、長柄町で活動する木こりがつくる、クラフトビール醸造所です。

木こりとして荒れた杉林や里山の整備を行う中で、使い道のない枝葉がたくさん排出されます。
これを捨てるのもったいない!ムダにせず何か価値あるものにできないか?

と言う事で、見た目にもかわいい木のタグ「KICOIN」を考案しました。

KICOINは、2つの使い方があります。

今後は杉の”葉”で燻製した麦芽で作る「ラオホ(燻製)ビール」作りにも挑戦してきます!

また、杉材を使った、ミニプレートやコースターなどの商品も考案し、里山で得られた材を、一期一会のアイテムに変身させて、森林整備に貢献していきます。

施設紹介

セルフビルドプロジェクトの時、道具や資材を置いていた、築100年の古民家ではなく「ただの民家」を醸造所に改装しました。

「木こりんブルワリー」パーティメンバーをご紹介!

「ながら木こりんブルワリー」の冒険を共にするパーティメンバーをご紹介いたしましょう!

■賢者を目指す、森の遊び人

木こりの源(井上 源太郎)

転職神殿に足繁く通い”遊び人”はいつか”賢者” になれると本気で信じてレベル上げ中。

世の中のことは全てゲームにできると思っているゲーム好き変態。 ”ゲーム感覚 ” で町の活性化を目指す。

本業は、映像制作とイベント企画・運営。
また、原宿の玄米菜食カフェ「ハナダ・ロッソ」をコロナ禍で閉店するまで14年間経営。

一方で、2000年ごろの地ビールブームをきっかけにビールの味の多様性に魅せられ、ホームブリューイングに挑戦しながら、自分のビール工場を夢見ていたが、コロナから始まった時代の激変を機に、今の仕事の限界を感じ、ビール工場を立ち上げる事を決心しビールの冒険をはじめる。

■猪突猛進!でも器用な職人戦士

野菜料理人 ちはるん(安島 ちはる)

都内カフェレストランのシェフ経験を経て、長柄町に移住。

とにかく、ものづくりが好き!ビールも料理も大好き!!人間が生み出している”もの”なら、なんでも自分でもつくれると思っているものづくり変態、始めたら本気でやらなければ気が済まない猪突猛進の戦士

飲食店の厨房経験を経て、原宿の玄米菜食カフェ「ハナダ・ロッソ」のシェフとして10年以上勤務。
今は、包丁をチェーンソーに持ち替え、木を伐るところから平屋140㎡の豪邸をセルフビルドで建築中!
醸造はもちろん、今回はロゴマークから店舗のデザインまでビール工場の全体をプロデュースしている。

ながら木こりんビールが長柄町を知ってもらい、足を運ぶきっかけになれば!と猛進中。

■人生、仕事か飲みか!言葉の大魔法使い!

バスらせ編集長 しこさん(武田 史子)

某生活情報誌を雑誌不況の中、20〜40代実売部数No.1に。その後ウェブに転身し、立ち上げた生活情報ウェブメディアも業界No.1ユーザー数に!
1秒で鷲づかむワードチョイスで”タイトルモンスター”との異名をもつ。

『荒廃林の杉で女性がセルフビルド』プロジェクトではPR担当とヨムーノDIY女子部の”ラスボス”として君臨。

PR担当なのに、気づけばMY工具を買い揃え、毎週末長柄町での建築作業に通い詰めるほど、家づくりにどハマりした、始めたら本気になってしまう”うっかりさん”でもある。
これからは工具をジョッキ!?に持ち替え、ビールの冒険に繰り出す。

■パソコンが似合わない!ウェブマーケの武道家!

ベテラン営業 みやちゃん(宮崎 大貴)

学生時代は、大学より飲食店のバイトに明け暮れる日々を送り、飲食店のオペレーションにはめっぽう厳しい!
社会人になってからは、営業とウェブマーケティングのスキルを積んできたベテラン。
『荒廃林の杉で女性がセルフビルド』プロジェクトでは、一人だけ本気の職人がいると言われており、外見は、ラーメン店主か土建職人だけど、エクセルのマクロが得意な知能派!
ビールの冒険では、営業とウェブマーケティングを担当する。